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さて、第3の顧客層は、全くの異業種、これまで存在を意識したことがなかったし、アタックリストに名前が挙がったことのない会社が多く含まれます。良く知っている会社でさえ、「あの会社がこれを買うのか」と注文をもらって驚いているといった状況になることも。そういう顧客にどう対処していくのか。営業部が狙ってアプローチしない、少なくとも手が回らない、優先順位がやや低い、この第3の顧客層こそ、WEBを持っていて良かった!という部分かもしれません。
前回の藤本先生著作、2冊連続ハズレだったのですが、これは面白かったです。16世紀フランスに亡命したイタリアの君主を殺害した男、ロレンツィオの独白を通して、殺人にいたる心理を語った作品。殺人という行動にいたる心理をいままでも何度も追っている藤本先生ですが、さすがに得意分野。非常に巧みな構成です。名著「ノストラダムスと王妃」で出てきた主人公・フランス王妃カトリーヌ・メディシスの若い頃が出てきて、同郷のロレンツィオと絡んでくるのが個人的にも入り込みやすく面白いです。また、この時代は王妃ではなくまだ王太子妃で先代王の寵姫がいる状況です。寵姫エタンプ夫人とカトリーヌの夫である王太子アンリの寵姫ディアヌ、そして王太子妃カトリーヌという女の三つ巴が生きている時代なのです。この三人がそれぞれの思惑でロレンツィオに近づいてくるというのが軸であり、その中で前述の殺人にいたる心理を通しているのが面白い。この構造が非常に良く、ラストの風呂敷のたたみ方が鮮やかです。